なぜ今、この話をするのか?
理由は大きく2つあります。
❶ イラン情勢などに起因するエネルギー不安
❷ 猛暑と温暖化の進行
これらを踏まえ、「これからの暮らし方」を真剣に考えなければならない段階に来ているからです。
🔺止まらない材料価格の高騰
各設備メーカーの値上げはおおよそ5%前後ですが、石油関連の建材はその比ではありません。
断熱材をはじめ、以下のような材料は30〜50%もの大幅な値上げとなっています。
- ウレタン系断熱材
- アスファルト系ルーフィング
- 屋根材
- グラスウール断熱材
さらに、原油価格の上昇は約5か月遅れて影響が出ると言われており、電気代の高騰も含め、今年の夏以降に大きな影響が出る可能性があります。
🔺年々厳しくなる猛暑
ここ2年の夏は、記録的な暑さとなりました。
温暖化の影響を考えると、今年・来年はもちろん、今後30年にわたって酷暑が続くと考えるのが自然です。
⭕️進む国の施策と現実
こうした背景から、国はソーラー発電や蓄電池を活用した「自家発電型住宅(GX)」への補助金制度を拡充しています。
しかしながら、補助金には限りがあり、実際に恩恵を受けられる人はごく一部にとどまっているのが現状です。
⭕️これからの家づくりに必要な視点
では、どうすればよいのでしょうか。
これからは、できるだけランニングコストのかからない家づくりが重要になります。
具体的には、次の2点が鍵です。
❶ 石油系に依存しない建材を選ぶ
❷ 電気代のかからない設計を取り入れる
⭕️例えばこんな工夫
外壁の色ひとつでも、住環境に大きな差が生まれます。
白い家と黒い家では、夏場の外壁温度に10〜25℃の差が出るとも言われており、当然、室内環境や光熱費にも影響します。
冬は暖かさも重要ですが、
日照時間が短く太陽高度も低いため、外壁の蓄熱よりも窓から日射を取り入れる設計の方が効果的です。
◾️これからの時代に向けて
これからは、エネルギーコストが高止まりする時代が訪れる可能性があります。
その中で、
- 電気代の負担を抑えること
- 石油製品への依存を減らすこと
これらを実現することが、温暖化対策だけでなく、家計の安心にもつながります。
白い外壁は黒に比べて汚れが目立つというデメリットがあります。
しかし、そうした見た目の問題だけでは語れない時代が、すぐそこまで来ているのかもしれません。

