情熱PRESS7月号のご紹介です。
コロナショックで新生活スタイル
室内の空気について
少し落ち着きを取り戻しつつありますが、まだまだ油断ができませんね。まだまだ続くコロナ禍のなか、室内の空気の重要性が見直され、生涯健康に暮らすことが重要になってきています。今回はそんなお話をしたいと思います。
➀高気密の問題
昔の家は壁のすき間から風が通り抜けていたので、室内の空気はそれほど問題にはなりませんでしたが、最近の気密性や断熱性が高い家で
は空気の汚れが溜まり危険な状況です。そこで新築や増改築の住宅には24時間換気設備の設置が義務化しま
した。しかし、規制された化学物質の代替物質が使われ、規制と代替物質探しは続いていき、新たな物質による健康被害が繰り返されつつあります。その理由が『高気密』に起因しています。高気密化したとたん、シックハウスが増加し始めたのです。
➁子供や赤ちゃんが被害者
室内に発生した化学物質のうち空気より重い物質は床面近くに滞留し、床面付近で多く生活するお子さんは、建材などから揮発した有害な化学物質を大人より多く「空気」として吸い込んでしまっているのです。室内の空気にも善し悪しがあります。建材に使われる化学物質は種類も色々、その数も毎年増え続けています。最も弱い赤ちゃんや子供達が被害を受けながら生活することになります。
➂自然素材の盲点
自然素材が健康に良くて、安全だと思っている方が多いようです。しかし、自然素材の中には接着剤や防腐剤・防カビ剤を多く含んでいる建材もある事を知っておかなければなりません。
➃本物の家づくりは、江戸時代から学ぶ
お手本なるのは、シックハウス症候群のなかった頃の江戸時代の家づくり。昔の家は土と木と石、そして草や紙などで構成され、自然の理にかなったバランスのとれた家でした。
その考えを軸に、現代の家づくりに合うよう何度も吟味を重ね、
自然素材に徹底的にこだわり安全な家創りをする事が、家の性能=家族の幸せ(健康)となる事は間違いありません。
※現代の家は火事になった際、黒煙があります。昔は白い煙でした。どれだけの化学物質が住宅の中に使われているか示しています。(ちなみに黒い煙の中には青酸ガスもあり、ガス中毒で亡くなる事がほとんどになりました。)
無添加住宅の「無添加」とは?
➄気になる添加物を加えない、使用しない。
近年、オーガニックな家や自然素材の家など、健康を意識した家が増えてきています。それらは建材の中で、無垢材やしっくいなど、何かの自然素材を1種類でも使っているだけで、そのように謳っているものが多く存在します。はたしてそれは、消費者が思っている「健康な家」なのでしょうか。無添加住宅の「無添加」とは、気になる添加物を徹底的になくした、食べられるくらい安全な建材で構成された家です。例えば、化学接着剤に代わるものとして、米でつくる「米のり」、建具やフローリングには、薬剤処理を施していない「無垢材」、ビニールクロスのような壁紙ではなく、石灰岩を主成分にした壁材「しっくい」などを使っています。それらの建材の現地調達から、加工、輸送、国内配達までの過程を管理している私達だからこそ、お客様の安全を確保できるものと考えています。
➅新型コロナウィルス対策
➆完成間近見学会のお知らせあと少しで完成するお家を覗いてみませんか?