新しい地での技術業務

現場の技術監理の業務で、南予へ行く機会に恵まれました。
南予大洲といえばポポロ松ヶ花。見てきました。もちろん外からです。
パチンコは全くしませんが、あのインパクトのあるコマーシャルで、耳に残っていました。
高速を使うと、1時間ちょっとで着くので近い感じです。もちろん日帰りで、毎日通っています。
ただ、私の愛車バモス号は、いかんせん坂道に弱い。中山の辺りの上り坂では後続のドライバーにご迷惑をおかけすることもあり、大変恐縮しています。

今回のお仕事は、下水道の技術監理。現場の問題解決コンサルティングが重大なお仕事です。
お家コンシェルジュの腕の見せ所です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

上の写真のように、結構地下水位が高い場所で、地盤も砂地です。
旧西条市内のような湧水ではありませんが、既存の排水管等との取り合いもあり、なかなか掘りにくい場所も数々あります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

水色のリブのたくさんついた管が見えます。これはリブ付塩ビ管といって、比較的新しい管で、軽くて丈夫であることが最大の特徴です。
私達の地域では、通常のグレーの塩ビ管が排水管の主流です。こちらでは、違った視点からこの管を採用しているとのこと。
それは、コスト削減に加えて、地盤の液状化対策がとれるということが大きな要因です。
管の強度が高い為、埋め戻しを砕石(再生砕石)でできるというメリットがあり、砂巻きをしないので液状化しにくいという理由からなのです。
砕石砕石(コンクリートを砕いた砕石)を用いることによって、資源循環と、天然資源(砂)の採取削減によるエコロジーの観点からも、評価ができると思います。

あまり近くでは使用されていませんので、普段、一般の方の目に触れることはありませんが、地面の中ではこんな進化も進んでいるのです。

そのリブ付管から、ニョキッと首を出したようについている管は、各家庭からの排水を、本管流す為の分岐管です。
この管に各家庭のトイレ・お風呂・キッチンといった雨水以外の汚れた排水(汚水)を接続します。
入った汚水は、管の中をどんぶらこと流れ、浄化センターできれいなお水に処理されたあと、放流されます。

私の自宅は浄化槽で、まだまだ下水道は通りません。つながった方が羨ましいかぎりです(^^)